
「熱が出てしまいました・・」
結婚式当日に、そう仰ったあるご新婦様。
熱を測ってみるとなんと38度もの高熱。誰よりもつらいはずのご新婦様が「結婚式は頑張って挙げたい。母も祖母も着た色打ち掛けを着たい」とおっしゃいました。
幼い頃からおばあちゃんっ子でいらっしゃったご新婦様は、お祖母様から代々伝わる色打ち掛けをお召しになるのが幼い頃からの夢だったそう。
「わかった(私に)任せて!」
必ずご新婦様に、そしてお祖母様、お母様に喜んで頂こう、全力で介添えさせていただこう!と心に誓いました。
すぐさま、会場全スタッフに伝え、ドレス、お着物、それぞれ時間での会場の気温・湿度において、ゲストの方に対してももちろんですが、新婦様の体調も加味し、より注意してもらえるように依頼しました。
そしてついにお色直し後色打ち掛けでご入場。
ドレスよりも重みがある和装だからこそ、いつも以上にアイコンタクトが取れるように、帯はきつすぎないか、こまめに水分補給が出来るように、寒くならないように・・。
常にご新婦様のお母様の代わりとして、ご新婦様を守りぬこうと、出来る限りのサポートをこころがけました。
ふと新婦様の家族席をみると、お母様は優しい笑顔、おばあ様の目にはうっすら涙が光っていました。「良かったね」という想いで新婦様と目を合わせると、ご新婦様が気づいて、私に向かってピースをしてくださり、無事に挙式・ご披露宴共にお過ごし頂けました。
最後にご新婦様が私に「心配することなかったです。そばにいてくれたから、安心して楽しめました」
とおっしゃってくださいました。今でも忘れられない、一言です。

深町 修子 (アテンド)
結婚式当日のご新婦様を誰よりも近くからサポートすること、それがアテンドというお仕事。
時にはお母様のように温かくお守りし、時にはお友達のように楽しんでいただく。
ちょっとした変化も気づき、さりげなくサポートできるのは私しかいない!それが私のプライドです。